星の見える東京
狛江の情報

『ソラニン』の「川」と「橋」はどこ?

[PR]東京6万円以下専門店【部屋まる。】  [PR]引っ越しってどこが安いの?

ソラニンと「川」

浅野いにおさん原作の『ソラニン』には、漫画と映画の両方で「川」と「橋」がよく登場します。

たとえば「川」で印象深いのは、芽衣子と種田がボートに乗り、種田が別れを切り出すシーン。

芽衣子が仕事を辞め、種田がデモCDを送ったレコード会社での挫折を味わい、季節がゆっくりと秋の色に染まっていく頃のことでした。

画像 : 浅野いにお『ソラニン』より

このシーンだけでなく、登場人物たちが河川敷で座って話すシーンなど、『ソラニン』では川がたくさん描かれます。

この川の舞台となっているのは、東京と神奈川のあいだを流れる「多摩川(和泉多摩川駅)」です。

漫画のなかには「多摩川」と名前の書かれた看板があったり、二人の住んでいる部屋が和泉多摩川駅周辺にあることが、街並みや、新装版掲載のサイドストーリー「はるよこい」からも分かります。

ここには、実際に貸しボート屋さんがあり、今でも休日になるとカップルや夫婦らがボートに揺られています。

 

ソラニンと「橋」

もう一つ、「川」と一緒にソラニンの世界を彩る重要な舞台装置になるのが「橋」です。

橋は、挿入画として遠景で描かれたり、河川敷の上に掛かって電車(小田急線)が走っているシーンもあります。

画像 : 浅野いにお『ソラニン』より

この橋は、多摩川を挟んだ和泉多摩川と登戸を繋ぐものですが、実はソラニンで描かれる橋は二本あります。

一本は、車と歩行者が通る「多摩水道橋」。もう一本は、小田急小田原線が走る「多摩川橋梁」です。

 

川と橋

川と橋。この二つは、ソラニンにとって重要な意味合いを持つものだと、僕は思います。

その象徴が、最後のシーンです。

種田の死後、芽衣子は二人で住んでいたアパートを引っ越すのですが、その引越し先は「向こう岸」の土地勘のない町。

そして、皆で橋を越えていき、物語は終わりを迎えます。

そこにはおそらく、芽衣子が、種田の死(不在)を越えていく、という意味も込められていたのでしょう。

0