星の見える東京

当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

狛江の自然

東京都内のキツツキ

東京都内のキツツキ

東京と一口に言っても、東側(23区内)と西側(多摩地域)では、ずいぶんと雰囲気も異なり、まだまだ自然の多く残っている地域もたくさんある。

僕の住んでいる狛江市は、位置的にはちょうど東と西の境目辺りにあり、世田谷区の隣ではあるものの、多摩川も流れ、自然もほどよく堪能できる。畑もぽつぽつとあって無人販売所も設置され、生き物もたくさん生息している。

以前住んでいた場所は、雀を目にすることもほとんどなかった(激減しているらしい)ので、散歩しているときなどに、雀たちが鳴きながらぴょんぴょんと小さく道を跳ねたり、空に羽ばたいていく光景を見るとなんだか気分がほっとする。

これまで狛江で発見して驚いたのは、狸(ハクビシンかもしれない)と蛇、カブトムシ、それからうぐいすなどで、東京にもこんなに生き物がいるんだな、と引越してくる前のイメージとの違いに感動すら覚えた。

さっと草陰に隠れる蛇(左隅に雀)

また、最近、多摩川沿いの公園のなかを歩いていたら、コンコンコンと金槌で小さな釘を叩くような音が聴こえ、誰かが日曜大工でもしているのかな、と思ったが、音がするのは頭上である。

よく目をこらすと、木の太い枝にとまっている小さな鳥が枝をつつくたびにその音は鳴っている。

木をつつく鳥……キツツキ?

東京生活のなかでも、また狛江生活のなかでも、今までキツツキは見たことがなかったので、本当にキツツキなんているのかな、と疑問に思い、またその鳥がキツツキなのかも正直よく分からなかった。

ただ、調べてみると、東京都内の世田谷区や狛江でも、キツツキの一種の「コゲラ」という鳥は見られるようだ。

山や雑木林で見られるほか、公園や場所によっては街路樹でも見ることが出来ます。

僕が野鳥観察1年目の時に、東京の市街地でコゲラを見て、

「こんな都会にキツツキがいるなんて」

とびっくりしたものです。

出典 :「キツツキ」は森を作る鳥。身近に見られる種類と特徴を紹介

コゲラは日本で一番小さなキツツキで、体長は15cm。市街地から河川、森林などに生息しているそうだ。

キツツキと言うと、木をつつく音が結構大きく響くイメージだったのだが、僕が聴いたのは、囁きのような控えめで小刻みな音だった。見掛けたのは、多摩川沿いの西河原公園という春は桜も綺麗で小さな池のある場所だった。

また、同じ多摩川沿いでは、狛江から少し離れているが、世田谷区の二子玉川駅近くの二子玉川公園にもコゲラがいたり(参照 :「小さなキツツキ」)、成城学園の砧公園近くでもコゲラやアオゲラといったキツツキがいるようだ(参照 :「初めて見たよ、自然のキツツキ」)。

東京は都心から電車でちょっと行くだけでも、自然がまだ結構残っている場所がたくさんあるんだなと思う。

1+