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次大夫堀公園民家園

狛江の隣の喜多見駅から徒歩で二十分ほど、次大夫堀公園内に民家園がある。江戸時代から明治初期の農村風景を再現した空間で、古い家並みや消防小屋、また小さな水田など当時の風景を追体験できる。

古民家のなかでは、囲炉裏の火が焚かれ、民具にも触れられる。民家園は入場無料で、それほど人も多くないので、のんびりとした時間を過ごすことができる。園内は意外と広く、古民家と梅の花がほのぼのとした優しい時間にしてくれる。また、売店もあり、ラムネやおせんべい、もなかなどが販売され、お茶をすることもできる。

古民家のなかには、日用品が置いてあり、縁側から庭の様子を眺めることもでき、静かなひとときが流れている。

ぼんやりと家のなかを眺めながら歩いていたら、係の人なのか、観光客の方なのか、「こんにちは」と声をかけられた。僕も、軽く「こんにちは」と返し、特にそれ以降会話が続くわけではなく、どうやら挨拶だったようだ。

当時の消防小屋も復元され、消防服なども飾ってある。囲炉裏には火が焚かれ、誰かが暖をとっていた。

次大夫堀公園民家園では、元日やこどもの日、秋のお茶会や俳句イベントなど、様々な行事も開かれるようだ。

帰り道、普段あまり歩くことはない、多摩川の支流である野川。のどかな川の景色が見られた。