美しい静寂、haruka nakamura 新曲「アイル」の感想
好きなエレクトロニカのミュージシャンに haruka nakamura という演奏者がいます。
僕自身はファン歴はまだ浅いのですが、その優しい音色にすっかり魅せられ、静かな夜によく聴いています。
彼の音楽のジャンルを「エレクトロニカ」に含めていいかは分かりませんが、どれも日々の情景を彩る美しい曲ばかりです。
その haruka nakamura の最新曲「アイル」が春分の日に発売となりました。
デジタル版(iTunes)もあるのですが、僕は短冊型と呼ばれる8cmCDが懐かしかったのでCD版を購入しました(価格差は約400円ほどです)。
CDジャケットは、インスタグラムなどで発信し、注目を浴びている写真家の岩倉しおり( @iwakurashiori )さん。儚げな桜と少女の写真で、表紙は晴れの日、裏面は雨の日の景色を写しています。

収録曲数は6曲。収録される全曲がダウンロードできるURLとID及びパスワードも記されています。
アイル 2:39
アルネ 2:52
哀しい予感/リリウム 4:06
廃校のオルガン 1:25
君のカノン 1:53
賛美歌 3:34
haruka nakamura の曲は流れる液体のような音色なので、聴いていると一連なりの物語をめくっているような気がしてきます。
柔らかな春の風に吹かれる、小さな一冊の本のような曲集。