台風後の多摩川・狛江の写真②「調布との境の辺り」
台風が去ったあとの多摩川・狛江の写真を撮影してきました。
多摩水道橋の二子玉川方面の河川敷も、木が流され砂利道となるなど、すっかり様変わりしていましたが、調布方面の、ちょうど狛江と調布の境辺りの河原の景色もずいぶんと変わった様子でした。
この辺りも、台風以前は古く厳そかな木々が立ち、季節がおとずれると菜の花やヒナゲシが咲く河原でしたが、濁流に流され、海の砂浜のように寂しい景色になっていました。




これは以前に撮った風景。一枚目の奥や三枚目の右手に写っている木々も、みんな流されてしまったのか台風のあとには姿を消してしまっていました。


前後を比較すると、その変化の凄まじさが分かります。ごっそり上からえぐり取られたような変わり果てた姿。砂利というより砂浜みたいになっていたのが印象的でした(おそらく上流のほうも色々と地形などの変化があったのか、川の流れまで変わってしまったようです)。
川の中心部だったからなのか、それとも老木だったからなのか、この辺りの木々は流されていってしまいましたが、少し離れた、心もとなく頼りなさそうに見えた若い木々は激流に耐えて残っていたのが自然の摂理のようでした。

頑張った子たち。
寂しくなった河原にも、さっそく野鳥がたくさん飛んでいたので、フンにまじって種がまかれ、また多摩川の緑もゆっくり回復していってくれるかもしれません。