多摩川とウグイス
ウグイスが鳴く時期
毎年、春になると近所の多摩川でもウグイスの鳴き声が聴こえてくる。ちょっと前に多摩川沿いの土手を歩いていたら、ふと、どこからかウグイスの優しいさえずりが聴こえてきた。
ウグイスが鳴く時期は、梅や菜の花と同じ頃で、沖縄や九州では2月後半、西日本や東日本では3月、北日本では5月辺りとなる。
ウグイスは別名、「春告鳥」と呼ばれ、初音は昔から日本人に春の訪れを伝えてきたと言う。
画像 : お天気.com「春告鳥 鶯(ウグイス)の鳴く時期」
さえずりの際の「ホーホケキョ」という鳴き声は、オスによるメスを誘うためのものであったり、他のオスへの縄張りを示すための意味合いがあるようだ。
春先は、まだちょっとウグイスも鳴くことに慣れていないのか、さえずりが下手なこともある。
東京でもウグイスの鳴き声が聴こえることを、僕は多摩川沿いの今の街に引っ越してきてから知ったので、初めて聴こえてきたときは感動したことを覚えている。
以前、数年間、東京の23区内で暮らしていたときには、一度も聴いたことがなかった(場所によっては生息しているようだ)。
鳴き声が聴こえてくる場所
この辺りの多摩川では、東京の狛江の側でもウグイスの鳴き声が聴こえることがあり、たとえば、狛江高校付近を歩いていたときに聴こえてきたことがある。
ただ、毎春よく鳴き声が聴こえてくるのは、神奈川の登戸の方の多摩川の河川敷からだ。
3月末頃、多摩川を登戸方面に渡り、右に曲がって土手沿いを歩いていくと、途中で「ホーホケキョ」とウグイスの鳴き声が聴こえてくる。
登戸方面を歩いていると、もちろんよく聴こえてくるし、狛江側の土手を歩いていても、対岸からよく聴こえてくる。