こまえ桜まつりとダンス
狛江の桜も、もう満開の時期は終わりに近い。
多摩川沿いは休日で花見客は多かったものの、桜はだいぶ散り始めていた。
桜に関しては、去年よりも元気がないような気がする(もしかしたら、この数年がとりわけ元気がよかっただけなのかもしれない)。
昨年は、植物の生育がよく、生命力で溢れ、桜もものすごい桜吹雪が夢の世界のように舞っていた。
でも、今年はどこか弱々しく、よく言えば、優しい感じがする。
この時期には、毎年狛江市が主催する「こまえ桜まつり」というお祭りが行われる。
今年は4月1日。これまで行ったことはなかったが、ちょっとだけ歩いてみた。祭りは多摩川近くの根川さくら通りで行われ、桜の木々の下に屋台が並び、催し物が開催される。
規模としては決して大きくはないが、お花見客の買い出しも含め、大勢のひとで賑わっていた。
僕が立ち寄ったときには、ちょうど小学生くらいの女の子たちが長縄を使ったストリートダンスのパフォーマンスを披露していた。
リズミカルな音楽に合わせ、縄をまわす子と跳ぶ子がくるくると変幻自在に入れ替わり、思わず見とれる。
もともとダンスのような身体表現に憧れがあったこともあり、感動のあまり思わず涙が出そうだった。



桜の季節も、もう終わり。
これから梅雨までのあいだは、しばらくのどかな春の陽気が続くのだろう。