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狛江の住みやすさ
新宿から電車で30分以内に着く、東京都内で少しだけ離れた小田急線沿線に、そっと佇むようにある狛江市。
狛江市は、東京の世田谷区と神奈川の川崎市という二つのビッグタウンに挟まれた、日本で二番目の面積のとても小さな街です。
僕自身、狛江に引っ越してくるまでは、狛江という街の存在自体知りませんでした。
しかし、狛江に住み始めてからもうすぐ4年になるのですが、この街はほんとうに静かで住みやすく、多摩川の自然も豊かで、今も変わらず大好きな街です。
おしゃれスポットである下北沢も電車で15分ほどと割合に近く、狛江のなかの和泉多摩川駅周辺は『ソラニン』の舞台になっているということもあり、バンドマンや音楽好きの大学生の一人暮らしにもおすすめの穴場の街だと思います。

そこで、この記事では、狛江の住みやすさに関し、おすすめの理由や好きな点について簡単に紹介したいと思います。
もし、これから東京都内や小田急線沿線で一人暮らしを考えているようでしたら、ぜひ新居探しの参考にどうぞ。
狛江の5つのおすすめ
それでは、狛江の住みやすさについて、個人的におすすめしたいこの街の魅力を5つ挙げたいと思います。
①多摩川の景色
まず、断トツでおすすめしたい一つ目の狛江の魅力が、「多摩川の景色が美しい」ということです。
多摩川の夕陽
ゆったりとたゆたう多摩川。物静かな茜色の夕陽。川面の上を鳥の影が通り過ぎていく光景。
狛江の端を流れる多摩川では、春には桜やうぐいすの鳴き声。冬は遠くに望む富士山など、四季折々の自然を五感で堪能できます。
また、自然だけでなく、釣りをしているおじさんや休日の野球少年たちが、のどかな多摩川の風景を、より優しく穏やかなものにしてくれます。
初めて多摩川を見たときは、東京都心からそれほど離れていない場所に、こんなに素敵な空間があるんだと、ほんとうに感動しました。
東京で一人暮らしをしていると、もちろん寂しいときもあるでしょうが、そんなときに、多摩川の美しく優しい風景が静かに寄り添ってくれるでしょう。
また、犬を飼っている飼い主さんにとっても、犬の散歩に困ることはありません。
この狛江(多摩川の最寄り駅は、和泉多摩川駅になります)の多摩川は、自然と人工のバランスが絶妙で、こういう空間が日常の隣にあることが、この街の住みやすさに繋がっていると僕は思います。
②のどかで、治安がいい
東京都内の一人暮らしに狛江をおすすめしたい二つ目の魅力は、先ほど紹介した多摩川も含めた、のんびりしたのどかな空気とともに、街の治安がとてもいい、という点です。
小田急線の狛江駅は、急行電車が止まらないということもあってか、一分一秒を争うような足早な忙しなさは薄く、駅舎の雰囲気も、周辺の店々も、人々も、ゆったりとした時間が流れています。
古くからの一軒家も多く、ときどき畑や野菜の無人販売所があったり、夜にランニングをしている住民もいます。
街の景観や、街並みと相まった治安の良さも、狛江の大きな魅力の一つです。
③新宿まで30分圏内
狛江の魅力の三つ目は、新宿まで30分圏内で着く東京都心へのアクセスのよさです。
小田急線は、狛江や和泉多摩川では急行は止まりません(狛江駅は2018年春から準急が停車するようになりました)が、成城学園前で急行に乗り換えると、計約20分程度で新宿に着きます。
音楽や古着が好きなひとにとっては、下北沢までも小田急線一本で15分ほどなので、ライブハウスやファッション関連の買い物も割と近くで充実していますし、カラオケやボーリングといったレジャー施設も数駅圏内にあります。
狛江駅から二駅隣の登戸駅(和泉多摩川駅からは徒歩でも20分くらいで行けます)まで行ってから南武線を利用することで、川崎や立川方面に出ることも可能です。
また、東京都内で世田谷の隣という好立地にも関わらず、狛江は「家賃が安い」というのもおすすめのポイントの一つでしょう。
同じ東京でも、世田谷から狛江市内に入った途端に家賃相場がストンと下がります。
狛江市の小田急線の最寄駅と言うと、主に喜多見、狛江、和泉多摩川ですが、この駅の賃貸物件は、ワンルームなら6万円以下で、5万円、4万円代という物件も結構あります。
④日用品がおおむね揃う
狛江や多摩川沿いと言うと田舎のイメージもあるかもしれませんが、閑静な住宅街なので店自体はそこまで多くないものの、食材や家具といった日用品はじゅうぶん揃います。
食材については、喜多見、狛江、和泉多摩川、それぞれの駅の近くにスーパーが開店しています。
また、有機野菜やオーガニックの専門店、お洒落な雑貨店や本屋なども狛江駅のすぐ近くにあります。
狛江駅から徒歩20分ほどの場所には、ユニディという大型のホームセンターがあり、家具や趣味の道具も一通り手に入れることができます。
もう少し色々と電化製品や家具を探したいと思ったら、喜多見にニトリとヤマダもあり、狛江駅から電車で数分の成城学園前駅にコジマもあります。
成城学園前には駅直結の成城コルティもあり、多くのショップが入っていたり、駅前には成城石井もあるなど、成城学園前まで行くとだいぶ店も充実しています。
その他、千歳船橋や経堂の「無印良品」、登戸から南武線で数分の武蔵溝ノ口の「マルイ」といった選択肢もあります。
狛江で日常生活の買い物に困ることは全くありません。
小田急線沿いの大型家電量販店、狛江(喜多見)にヤマダ電機(とニトリ)がオープン
⑤花火が見える
最後に、狛江を一人暮らしにおすすめしたい魅力の五つ目として花火大会を挙げたいと思います。
花火大会というのは、季節にかぎったことなので直接の住みやすさに繋がっているわけではありませんが、狛江では、多摩川沿いから花火大会を見ることができます。
狛江市内の多摩川から見える大きな花火大会は主に二つあり、一つが、二子玉川駅周辺で打ち上がる「世田谷区たまがわ花火大会」、もう一つが、調布駅の「映画のまち 調布”夏”花火」です。

花火大会は、決してすぐ近くで見えるというわけではありませんが、遠すぎるということもなく、静かに見るにはちょうどよい距離感です。
また、数年に一度、狛江の多摩川河川敷でも狛江花火大会が開催されます。
この花火大会が意外と大きな花火も打ち上がり、ひっそりと行われる穴場中の穴場の花火大会でもあるので、それほど混まずに近くで見ることができるのも魅力です。
冒頭で触れたように、狛江の和泉多摩川駅周辺は、漫画『ソラニン』の舞台となった場所としても有名で、河川敷では、ときおりギターを持って練習している若者もいます。
多摩川には、平日はあまり人もいませんし、楽器の練習をしているひとを見かけることも多く、音楽好きやバンドマンが住むのにもおすすめの街です。
もしよかったら、実際に一度足を運んで狛江を体感してみるとよいでしょう。
以上、狛江の住みやすさの紹介でした。