多摩川と浮世絵
狛江駅から徒歩一分の場所に、小さなギャラリー「泉の森会館」があります。
このギャラリーでは、江戸時代の多摩川の風景や、日常の様子を描いた浮世絵の展覧会「浮世絵にみる多摩川と武蔵國の記憶」が開催されています。
入場料は無料(入り口で氏名と市町村名だけ記入)。パンフレットも配布されます。
2017年10月13日(金)~25日(水)
10:00~16:30(入場16:00まで、初日11:00から)
内 容/川崎・砂子の里資料館所蔵の浮世絵の展示会。
主 催/狛江市観光協会
問合せ/03-3430-1111 狛江市観光協会事務局
展示作品は、歌川広重や歌川国貞、国芳、喜多川歌麿、葛飾北斎らの描く江戸時代の浮世絵や、明治以降の小林清親や川瀬巴水の版画で、「多摩川」というテーマを軸に、計32点が飾られています。
以下は、この展示会に掲示された作品の一部です。
展覧会の簡単な感想
先日、僕もこの浮世絵の展覧会に行ってきました。冬のような冷たい雨の降る日でした。
浮世絵は、実際に見ると、色合いや人物描写など細部まで繊細で美しく、また多摩川と、当時の人々の日々の生活が密接に結びついていたことがよく分かります。

絵地図『調布玉川惣画図』で見る、江戸時代の多摩川と狛江江戸時代の多摩川を描いた絵地図(絵巻物)
江戸時代の多摩川と、その周辺の様子を、大菩薩嶺付近の多摩川源流から東京湾に注ぐ河口まで辿るよ...
展示会のスペースは一部屋で、決して作品の点数も多くはありません。
ただ、それほど混雑することもなく、様々な画家の作品を、一点一点を濃密に味わうことができました。
こうした地域の歴史と芸術にまつわる展覧会は、これからも行ってほしいですね。