多摩川の水が少ない原因とは
水が少ない
夕方頃、多摩川の河川敷を歩いていたら、川の様子がいつもと違っていた。
謎の異変、明らかに、多摩川の水が少ない。ぎょっとするくらい、多摩川の水位が低下していた。
普段と比べ物にならないほどに水の量が減少し、まるで干上がっているようで、いつもは隠れている川底もむき出しになっている。
多摩川
普段はこの辺りも川が流れている
臭いも結構強く、これは潮の香りと言うのか、磯の香りと言うのか、川辺には独特の刺激臭が漂っていた。
ボート付近
多摩川のボートも、いつもより若干川下に停泊している。なぜなら、本来ボートが停まっている辺りが、この有様だからだ。
水がない
一体なぜ、多摩川の水の量がこれほど減ってしまっているのだろうか。天変地異や、地震の前兆、それとも、川上で始まっている工事などの影響があるのだろうか、と色々想像が巡る。
原因は、宿河原堰
多摩川の河川敷にいた人に話を伺ったところ、多摩川の水量が減少している原因は、近くの宿河原堰にあるとのこと。
水位低下は、どうやら登戸と狛江のあいだにある宿河原堰が点検のため開いていることの影響のようだ。
確かに、堰が開けられ、筒抜けになっている。
そう考えると、むしろ、これくらいの水量や流れの勢いが、この辺りの多摩川の本来の姿なのだろうか。
ちなみに、多摩川に関する問い合わせ先は、「国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所 多摩出張所」になる。
TEL 042ー377ー7403
ホームページにも、点検と水位低下の旨が記載されている。
<点検概要>
・水位低下期間
平成31年2月25日(月)~3月2日(土)
(降雨などに伴う予備週 平成31年3月4日(月)~3月9日(土))
1日目 水位低下
2日目~4日目 ゲート点検
5日目~6日目 水位回復
これは、10年ぶりの点検のようだ。