狛江のカブトムシ

狛江市内の住宅街を歩いていると、毎年夏に一度はカブトムシを目にする。別にカブトムシを探しに出かけたわけではない。先週も、夜道を歩いていたら、偶然、街灯に照らされた歩道をカブトムシがゆっくりと歩いていた。その場にしゃがんで、少しのあいだそのカブトムシを眺めていた。カブトムシは、のそ、のそ、と歩道の端から端まで無事に渡り終えた。

狛江でカブトムシを初めて見たときは、東京で、しかも、多摩川の緑豊かな場所ならまだしも、こんな普通の住宅街にカブトムシがいるんだ、と驚いた。たまたま迷い込んできただけかもしれないし、しょっちゅう見るというわけでもない。ただ、これなら、狛江でも多摩川の河川敷の深い場所なら、まだまだカブトムシやクワガタがたくさんいるのかもしれないな、と思う。

調べてみると、どうやら多摩川だけでなく、小田急線沿いだと成城学園前の成城三丁目緑地や砧公園もカブトムシやクワガタの採集スポットになっているようだ。東京の割と中心に近くても、意外と自然が残っている、というのは上京して知ったことだった。