夏頃に多摩川の土手に咲くオレンジ色の花

夏頃。多摩川の土手や河原を歩いていると出会う、オレンジ色の花。それほどたくさん見かけたわけではないけれど、7月初旬に歩いていたら、ぽつんぽつんと咲いていた。

花は凛としたオレンジ色で、花びらがちょっとくしゃっとしている。草むらのなかで明るいオレンジ色が目立っていた。

この花の名前は、藪萱草ヤブカンゾウと言い、別名は忘れ草ワスレグサと呼ぶそうだ。開花時期は7月から8月の夏。

藪萱草の「萱」は、「忘れる」という意味があり、忘れ草は、この花の美しさによって憂いを忘れる、または、美しい花だが一日で萎むことなどに由来する。

似たような名前で、忘れな草という花もあるけれど、忘れな草と忘れ草は関係がないみたいだ。

花は、切り取って花瓶に飾っても翌日には萎んでしまうことから、切り花などには向かない。

また、食べられる野草の一種で、芽吹いたばかりの新芽を茹でて酢味噌和えで食べたり、夏は蕾や乾燥させた花も食材として活用される(参照 : ヤブカンゾウの天ぷら)。

泉龍寺の紅葉

今年は紅葉がだいぶ遅いように感じ、もう12月半ばとすっかり冬の寒さなのに、秋真っ盛りのようにとても鮮やかに色づいている。

狛江では、駅から歩いてすぐの泉龍寺と弁財天池辺りの紅葉が、周辺の静かな雰囲気と合っていて綺麗だと思う。

狛江の紅葉、泉龍寺

狛江の紅葉泉龍寺

狛江の紅葉狛江の紅葉

狛江の紅葉弁財天池狛江の紅葉狛江、泉龍寺

泉龍寺は、伝説によれば創建が765年という歴史の古さで、駅のすぐ近くにあることから街を代表するお寺だ。

狛江駅近くで日中ぼんやりと歩くなら、この辺りもよいと思う。

それから、成城学園前駅の銀杏並木も歩いてきた。晩秋の時期に初めてちゃんと歩いた。風が吹いてはらはらと銀杏の葉が降ってくる。

成城学園前の銀杏並木

成城学園前の銀杏

成城の閑静な住宅街は、春は桜が美しく、晩秋には銀杏並木も幻想的で、寒い日が続くけれど色づいた葉が一瞬ほっこり暖めてくれるみたいだった。

くちばしがオレンジの鳥

花の名前を調べるのも難しいけれど、鳥の名前はまたいっそう難しい。

鳥を目撃したり鳴き声を聴いて、なんの鳥だろうと思っても、鳥の名前がわからない、ということはよくある。

調べようにも、鳴き声を言語化して検索するのも大変で、見た目の特徴を把握しようにも、近くで見られる機会が少なかったりする。

最近僕が気になった鳥は、多摩川沿いの土手にいた、胴体が黒っぽい色で、顔の周りや腰の辺りが白く、オレンジのくちばしにオレンジの足が特徴の小さな鳥だ。

よく見るのに、名前を知らないまま「あの小鳥」という感じでざっくりと捉えていた。

今回は近くで写真も撮れたし調べてみたら、オレンジのくちばしと足のこの鳥は、「ムクドリ」だった。

これがムクドリか、と改めて認識した。ムクドリという名前自体はよく聞くし、ムクドリの大群も見たことがあったものの、一羽で見たときの名前と鳥の見た目が一致していなかった。

僕が以前住んでいたある街でも、駅前でムクドリが大量発生し、空を巨大な影が覆うように飛びまわっていた。物凄い鳴き声が、なんだか怖いし不吉な雰囲気もあった。結構な騒音問題だったと思う。

ただ、それならムクドリが「害鳥」なのかと言うと、むしろ日本では昔は「益鳥」として非常にありがたい存在だったようだ。

ムクドリの餌は虫で、農家の人たちにとって農作物につく虫を食べてくれるムクドリに感謝していたと言う(参考 : 騒音、糞害。ムクドリは悪い害鳥なの?ムクドリの本当の姿と人との関係」)

この辺りでも、そんなに大量に飛んでいるということはなく、迷惑な存在、という感じはしない。普通の可愛い小鳥だと思う。多摩川の土手沿いを歩いていると、ひょこひょことムクドリが餌を探しているし、公園でもときおりムクドリたちがどこかから降り立っては餌を探すように雑草のなかを歩いている。