夏頃になると、どこからともなく聴こえてくる「クークー、クックー」という鳥の鳴き声。
この鳴き声の音色を、「クークー、クックー」という文字で表していいのか分からない。少なくとも、僕には、「クークー、クックー」と鳴いているように聴こえる。他にも、「デーデー、ポッポー」「トートー、トットー」「ホーホー、ホッホー」「ドードー、ポッポー」と聴こえる人もいるようだ。
どれも言われてみれば間違っていないような気もする。
この鳴き声の鳥はなんて名前なんだろうなと思ってYouTubeを調べてみたら、「キジバト」という鳩の一種だと分かった。
キジバトは別名ヤマバトとも言い、割とどこにでもいる鳩で、昔は田舎に生息していたものの都会でも見られるようになったようだ。
この鳴き声は、繁殖期(ピークは8月〜10月)に相手を求めて鳴くさえずりや、縄張りを主張するときの声だと言う。
都心で一般的によく見る灰色の鳩はカワラバト(ドバト)で、キジバトとは鳴き声だけでなく見た目も違う。
キジバト(Photo AC)
カワラバト(photo AC)
この鳴き声も鳩かなとは思っていたが、よく餌欲しさに寄ってくるあの鳩はカワラバトで、あのよく耳にする鳩はキジバトと、違いが分かってすっきりした。


