浅野いにおと和泉多摩川商店街
和泉多摩川商店街と書かれた、おしゃれなデザインのフライヤーを見つけた。
和泉多摩川商店街とは、小田急線で狛江駅の隣の和泉多摩川駅から徒歩1分の場所にある商店街で、フライヤーに添えられた文字には、「夏の終わりの、僕らのはじまり。」というコピーがある。
和泉多摩川商店街のイベントのフライヤー
また、そのフライヤーには、和泉多摩川商店街を背景に、若い男女が手を繋ぎ、男性は「一八〇」のデザインが入ったTシャツを着用している。
この「一八〇」とは、和泉多摩川商店街の長さ180mに由来した、商店街で開催されるイベントのことだ。
和泉多摩川商店街
フライヤーは、このイベントに関する告知チラシのようだが、掲載されている絵にどこか見覚えがあった。
あまりに漫画家の浅野いにおさんの作風に似ていたので、初見では、ちょっと寄せ過ぎでしょう、と正直思った。浅野いにおさんの代表作である『ソラニン』の舞台が、この和泉多摩川周辺なので、作品にあやかって浅野いにお風のイラストを描いたのかな、と。
右下に作者の文字
よく見ると、本人による絵だった。
イベントの公式SNSによれば、浅野いにおさんの直筆で、和泉多摩川商店街にいる種田と芽衣子のイラストを、どうやら依頼に答えて描き下ろしてくれたようだ。
漫画『ソラニン』の舞台というだけでなく、自伝的作品の『零落』にも多摩川らしき光景が描かれているので、昔浅野いにおさんが住んでいたなど、何かしら縁があった町なんだろうなと思う。
フライヤーは狛江駅近くだと、「so many years 小田急マルシェ狛江店」で手に入った。
so many years 小田急マルシェ狛江店
イベント当日(2019年8月24日)には、このイラストが描かれた特製うちわも無料配布されるようだ。